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定家仮名遣の研究

遠藤 和夫 著

A5判 408頁 11,000円 2002年01月発行 ISBN:4-305-10343-5

仮名遣いの実際に当たって詳細に検証した、本質を突く労作。「下官集」「僻案」の諸本による再検討から始まり、「土左日記」や「明月記」等の定家の仮名遣いを実際に当って詳細に検討し、「竹園抄」付載の「文字仕」の検討に及ぶ、定家仮名遺いの本質を突く労作。

《目次》

序論
第一章 「定家仮名遣」の定義
第二章 「仮名遣」制定の背景
第三章 現在までの研究の概観
本論
第一篇 所謂『下官集』系統の研究
第一章 『下官集』の諸本
第二章 『僻案』の内容についての考察
第一節 三藐院関白臨定家卿書『僻案』の本文
第二節 臨定家卿書『僻案』の袖書相当部分の問題点の整理
第三節 「月次のえ」の解釈
第四節 「人…悉被書改」についての考察
第三章 『土左日記』における書き改め
(1) かな表記を漢字表記に改めたもの
(2) 漢字表記をかな表記に改めたもの
(3) 別語による書き換え
(4) 語句の増減
第四章 『下官集』の「嫌文字事」についての考察
第一節 「嫌」の訓義
第二節 例示の語彙の典拠について
第三節 「天かい」の説
第二篇 定家の仮名遣の実際
第一章 『定家本土左日記』における仮名遣
第二章 『明月記』の仮名遣
第三章 『拾遺愚草』の仮名遣
第三篇 『竹苑抄』付載『文字仕』の研究
第一章 『文字仕』の内容についての考察
第一節 諸本と構成
第二節 識語について
第三節 五音次第
第四節 文字仕の説
第二章 伝統と独創
第一節 『悦目抄』と『和歌大綱』
第二節 位置による仮名遣
第三節 『竹園抄』付載の特徴的「文字仕」
第三章 『文字仕』と『下官集』
第一節 掲出例語についての考察
付、『文字仕』と『或秘書』
第二節 弘安本の増補項目
第三節 「非師説…」について

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